ローダン 150-159

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　宇宙英雄ローダン　150～159　

巻数	書　名	作　家
150	権力の果て	ウィリアム・フォルツ＆カール・H・シェール
151	恐怖のプラットフォーム	ウィリアム・フォルツ＆クラーク・ダールトン
152	オールド・マンへの奇襲	H・G・エーヴェルス
153	戦艦＜オマゾ＞絶体絶命	クルト・マール＆C・シェパード
154	クリスタルの脅威	カール・H・シェール＆ウィリアム・フォルツ
155	マゼラン星雲の奴隷世界	H・G・エーヴェルス＆クラーク・ダールトン
156	雨の惑星の秘密	クルト・マール＆ウィリアム・フォルツ
157	モデュラの混沌	ウィリアム・フォルツ＆H・G・エーヴェルス
158	破滅への跳躍	H・G・エーヴェルス＆クラーク・ダールトン
159	ヒュプノの幻惑	クルト・マール＆C・シェパード

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		Ver. 3.05

管理番号：R400-150	10R 宇宙英雄ペリー・ローダン 150巻					出版社：早川書房
書名：権力の果て	ハヤカワ文庫SF820　ウ1-150　早川文庫2603					ISBN　C0197

299 権力の果て		Am Ende der Macht				ウィリアム・フォルツ			1967/5/26	翻訳：松谷健二
300 モルゲンロート星域に警報		Alarm im Sektor Morgenrot				カール・H・シェール			1967/6/2

第5サイクル『島の王』　Die Meister der Insel 第6サイクル『M87』　M87		価格：440Yen	ページ数：276P				本のサイズ：文庫
初版発行：1989/4/15		購入：1989/5/20	カバー/口絵/挿絵：依光隆

　　299 権力の果て
　島の王の本拠であるルーム星系の惑星タマニウムを包囲したテラナーとマークスの艦隊。そのテラナーの艦隊を構成する太陽系艦隊とUSOの艦隊の中に、接近するテフローダーの宇宙艇がありました。USO艦隊の旗艦である＜インペラトール＞に対し、発信してきます。乗っているのはミロナ・テティンであり、大提督アトランに会いに来たのだという。
　関係者全員の視線を気にしつつ、この美女によろめきつつあるアトランはこのテフローダー女性を迎えます。危険な宙域に現れる不用心さを責めますが、旗艦の幹部将校たちの前では言い負かされるばかり。
　敵の本拠が明らかになった時点で、マークスはもはやなんの斟酌も行うつもりはない。おのれの復讐欲求をむき出しにするばかり。そして島の王に対する攻守同盟を結んだテラナーに対し、もう同盟の必要が無くなったと考えていることを隠そうともしません。
　テフローダーとの交渉を考えるテラナーとしては、当惑するばかり。
　特にアトランにとって、テフローダーであり島の王に対し叛意を示して抵抗勢力となっているミロナ・テティンは、いろいろな意味で救いたい相手。
　ローダンもそのへんは理解していますが、マークスとの協定は守らねばならない。ミロナを救わんと暴走気味のアトランの行動に、＜クレストⅢ＞の艦上で困惑し旗艦艦長ヘスケ・アルリンと会話を交えます。

　「アルコン人はかの美女に感銘を与えるべくあのような装艦を命令したのだろう」ローダンが皮肉った。「お客とのおしゃべりの暇をみて、ただちにわたしと連絡をとるようつたえてほしい。タマニウムが爆発したら、われわれは全艦隊を撤収する。マークスはそこにこだわっているのだ」
　「テフローダーはどうなります、われわれが宇宙駅経由で故郷銀河に帰還したら？」アルリンはたずねた。
　「マークスはその点について交渉の姿勢を示さないのだ。われわれとしては、かれらが血みどろの殲滅戦を展開しないことを望むのみ」（P87）

　しかしミロナ・テティンの行動が、反乱テフローダーとしての行動ではなく、島の王の側の人としての起死回生の秘密作戦だったとは。それに気づいたアトランはどうしたのか。
　まさか、謎の最後の敵ファクターⅠの正体が、彼女だったとは。

　島の王サイクルは、ここで終わり。読み直すといささか竜頭蛇尾って感じがしましたが、しかたないのかな。

　　300 モルゲンロート星域に警報
　島の王との戦いが終わった2406年2月よりほぼ30年後が、新サイクル「M87」の開始時点。

　あの戦いが終わったのちマークスとの平和・相互援助条約を締結した太陽系帝国は、このままでは破産をまぬがれないアンドロメダ銀河への遠征行動を終了させ、故郷銀河における内政に力を注ぐこととなります。
　2435年初頭、1,151個の星系を支配下に置いた太陽系帝国は、自治承認の年限を30年から100年に延長することにより、政治的、経済的にきちんとした統制国家を形成することに成功します──が、政府の利点と共に自治を求める各惑星の求めが軋轢を生み、その中で登場したのが自由商人という一大勢力。
　スプリンガーとは一線を画した武装交易集団であり、太陽系帝国の最新鋭の技術に匹敵する巨大な球形船を駆使するこの組織は、その組織もなにも謎のベールに閉ざされていました。
　2435年、彼らは首長が〝カイザー〟ラヴリー・ボシックであり約7千5百の最新式武装商船を擁していると広言し、戦いの意図を持った相手でない限り公正で安全な商取引を行うと宣言したもの。ラヴリー・ボシックは太陽系帝国に対し政治的な承認を求めましたが、ペリー・ローダンはその平和的意図は是としますが要求は拒絶します。自由商人はテラの植民者とも元来太陽系帝国が設立した交易会社の末裔とも認められないから、というのがその理由。
　自由商人たちは、代表資格を持つボシックと共に、組織の実質的な司令官として登場してきたひとりの男を中心に太陽系帝国からみると非合法組織ながら交易活動を続行します。〝魅力ある詐欺師〟と呼ばれて。
　彼らの実質的司令官は、ロワ・ダントンという名で知られます。自由商人たちの王であるのだそうな。
　ロワRoiとは、フランス語で王のこと。ドイツ語での発音は「ロイ」であろうとは思いますが、日本語訳ではロワとしています。フランス革命の大立て者ダントンを名乗って王だとは、なんか変な感じもしますが、ま、いいか。(笑)

　ローダンと、モリー・ローダン＝アブロの娘である2405年8月16日生まれのスーザン・ベティ・ローダンが初登場。双子の兄、マイクル・レジナルド・ローダンの失踪について父ローダン、ジュリアン・ティフラーらと話第にします。この時点で彼女は、すでに天才ながら夢想家として変人扱いされている科学者ジェフリー・アベル・ワリンジャーと結婚しているので、最初の名前はそれでいいのか疑問がありますが、ま、いいか。

　反乱したブルー族の艦隊と遭遇してしまった太陽系帝国軽巡洋艦＜神戸＞が描写されます。艦長は日本人的な名前らしいカリー・アカヌラ少佐。大破したこの艦のわずか45名の生存者を救ったのは、スターダスト級戦艦よりでかい武装船＜フランシス・ドレーク＞。指揮を執るのはロワ・ダントンその人。
　18世紀の大貴族の衣装を華麗に着こなし、気障なポーズで通信相手を嘲弄し、自分の利益を断固として守る、道化師と言うより洒落者。
　しかし彼は、今回大きなミスをおかしてしまいました。テラナーの巡洋艦を救うために、太陽系帝国最大の軍事機密であるトランスフォーム砲とギガ爆弾を使ってブルー族を撃退し、それにより重大な疑問を抱かせてしまったのでした。この怪しい自由商人の〝王〟は、いったいどこからトランスフォーム砲を手に入れたのか。

　USOの総司令官である大提督アトランは、この謎を解明すべく自らの旗艦である超弩級戦艦＜インペラトールⅢ＞を駆って＜神戸＞の遭難星域に急行します。そこで行われたアトランと自由商人の王ロワ・ダントンとの会談は、予想どおり腹の探り合いで終わっただけでしたが、少なくとも敵ではない、と確信したアトラン。
　そしてもう一つアトランは確信します。あいつとは、会ったことがある、と。

　テラの拠点の一つモルゲンロート星系より819光年の星域にて自由商人が違法な取引を行っている、という情報を得てローダンは、在留艦隊の指揮をティフラー太陽系元帥にまかせ、20隻ほどの小部隊を率いて旗艦＜クレストⅣ＞で急行します。2435年8月26日のこと。アトランの＜インペラトールⅢ＞も参加しています。
　そこで出会ったのはかの＜フランシス・ドレーク＞。降伏せよというローダンの通告に、ロワ・ダントンはぬけぬけと要求します。アルコン帝国の元皇帝にして水晶王子たるアトランに、自分たちの自由航行権を担保に決闘を申し込みたいと。

　調整者を自称する銀河の一大勢力が、ささやかな誤解に端を発した偶然の連鎖の果てに、テラナーへ襲いかかったのはちょうどそのとき。自由商人によってロワ星系と名づけられた星系の第三惑星で、ロワ・ダントンとアトランが剣による決闘に及んでいた瞬間でした。

　察知したのは星系外縁で警戒にあたっていた＜ブラック・ヒルズ＞。艦長はドン・レッドホース大佐。まさか他の部隊の要員が、ローダンを含めて皆最高級の二人の剣士の決闘に目を奪われているとは思いもしない。

　「警報だ！」レッドホースはどなった。「いったいどうしたのか？　ギャラクシス級のが900隻も飛来中だぞ！　そのあとから化け物みたいなプラットフォームがついてくる。第二銀河で見かけた宇宙工場みたいなやつだ。警報を出せ！　チーフはどこだ？　アトランは？　こちらは巡洋戦艦＜ブラック・ヒルズ＞のドン・レッドホース大佐。本艦の探知機器は星系のはずれにもう一つの部隊をとらえている。くわしいことはわからない。どうした、さっさとしないか！　周回軌道は危険だぞ。はなれろ！　どうしたのか、いったい？」（P248）

　＜ブラック・ヒルズ＞による威嚇攻撃は攻撃と判断されます。調整者は喘鳴攻撃を命じ、太陽系艦隊のギャラクシス級超弩級戦艦そっくりな900隻近い艦隊が、グリーンのHÜバリアを展開して襲いかかってきたのでした。
　太陽系艦隊全体でも、これほどの数のギャラクシス級艦はありません。

　「あるはずがない」ペリーはうなった。「なんとかいってくれ！　ありえないことなのだ！　それほど多数の超弩級戦艦をわれわれは造らなかった」（P250）

　しかし現にそこにいて、圧倒的な火力で襲いかかってきています。ギャラクシス級だけでなく、その母艦とも言うべき超巨大なプラットフォームと共に。しかも、プラットフォームは第二のものまで出現します。

　この危機を脱することができたのは、ドン・レッドホース大佐の無謀な突撃行と、＜フランシス・ドレーク＞に逃げ込んだローダンらを救ったロワ・ダントンの戦闘と操船技術。
　ローダンは、＜フランシス・ドレーク＞に備えられたテラの艦隊にもない超兵装について、ロワに詰問することに。

　ローダンが咳払いした。沈着冷静に話そうとつとめている。
　「聞かれよ、ムッシュー──貴船が本来なら直径千五百メートルのインペリウム級の戦艦にふさわしいエンジンをそなえていることに文句があるのではない。また戦艦なみの探知・通信機器に関心もない。これはあなたの道楽と思う」
　「メルシ・ボークー、グランセニョール。オロ──わたしの帽子を。振りたくなったぞ」
　「およしなさい、ばかな真似は。何者からトランスフォーム砲の供給を受けたのです？　高速装填装置を設計したのはだれ？　高エネルギー重装バリアの極秘プロジェクターはだれからもらったのか？」
　ロワはため息をつき、匂い壜を鼻のところにもっていった。
　「信じていただけぬでありましょうが、近い親戚が責任者でして」
　「その名は？　住所は？」
　「それが不明なのです、グランセニョール。おや、そんな目で見ないでいただきたい。この船はわたしも知らない世界でこういう結構なものを装備され、自由空間で造船所員によってわたしに渡されたものでして」
　ローダンはまだ自制していた。
　「あなたのほかにトランスフォーム砲とHÜバリアを持っているのは？　そういう自由商人船長の名は？」
　ロワが真剣になった。
　「信じていただきますが、サー。こういうのを装備しているのはわたしだけです。わたしの同僚は正直者ではありますが、こうしたおもちゃをゆだねられるほど成熟しているとは思えぬのでしてな。親戚もそのことは断りました。その気になればほかの船にも同じ装備をつけられたでしょうが。あなたの部下の若い艦長数千に託したと同じ信用をわたしにもいただきたいものです。その艦長のひとりひとりはトランスフォーム砲とHÜバリアを持っているのでしょう。違いますか？　よろしいですか、ぎりぎりに追い詰められた場合、その艦長たちよりわたしの方が秘密を守れますぞ。いや、あなたの部下を軽んじていっているのではないのですがね」（P268-269）

　ますます疑惑と不信に襲われるのは、生真面目なローダン。シニカルで斜に構えたアトランの方が、この奇妙な男に奇妙なシンパシーを感じている様子。
　とりあえず平和裏に別れる彼ら。

　個性的な登場のしかたをしたこのロワ・ダントンは、本名はいずれ知られますが、この名のままで太陽系帝国の、ローダン世界の最重要人物のひとりとして活躍することとなります。なるほど、面白いね。（2020/02/11）

　あとがきにかえて、はローダン・シリーズの第六部（このころはサイクルという言い方をまだしていなかったのですな）が終わった事への思いが三行だけ。あとは、今後20編のタイトル（仮題）の紹介のみでした。　

　読書メーターの記録より　　読了：2019/11/28　

		Ver. 3.05

管理番号：R400-151	10R 宇宙英雄ペリー・ローダン 151巻					出版社：早川書房
書名：恐怖のプラットフォーム	ハヤカワ文庫SF828　ウ1-151　早川文庫2636					ISBN4-15-010828-5　C0197

301 恐怖のプラットフォーム		Die Plattform des Schreckens				ウィリアム・フォルツ			1967/6/9	翻訳：松谷健二
302 失礼、グッキー親子！		Gestatten, Guckey und Sohn!				クラーク・ダールトン			1967/6/16

第6サイクル『M87』 M87		価格：440Yen	ページ数：288P				本のサイズ：文庫
初版発行：1989/7/15		購入：1989/7/9	カバー/口絵/挿絵：依光隆

　　301 恐怖のプラットフォーム
　未開の惑星ルビンに激突して最期を迎えた巡洋戦艦＜ブラック・ヒルズ＞の、15名とロボット1体というわずかな生存者は、2機のスペース＝ジェットでともかく脱出することに。指揮をするのは艦長のドン・レッドホース大佐。1機が撃墜された直後、レッドホース指揮下の小型艇は宇宙空間に巨大なプラットフォームを発見します。攻撃をかけてくる超弩級艦は、このプラットフォームを基地としているらしい。
　敵の何千隻の超弩級戦艦に囲まれた宙域に投げ出されたスペース＝ジェットは、その母船であるらしい超巨大なプラットフォームに強行着陸します。そこからプラットフォーム内に潜入した生き残りは、レッドホースを含め4名と生意気なロボット1体のみ。そこで彼らはインターコスモを話すロボットに迎えられたのでした。なんと、歓迎する様子。
　あっけにとられるレッドホースら。しかしプラットフォームの中に招かれてみると、そこはテラナー向けの快適な居住区画。無人ですが、いつでも使えるように整えられています。しかも食道らしき区画で戦闘ロボットに注文すると、合成ではないできたての肉料理が饗されるのです。

　
　のちにレッドホースによって「オールド・マン」と名づけられたこのこの巨大な構造物は、右図のようなもの。この図の中で、下の方の何本か突き出た四角いセクションは12基あり、それぞれ50×50×10kmの大きさ。ここにギャラクシス級の超弩級艦が840機搭載され、半球状の本体に収納される5,000機を合わせると、オールド・マンは合計なんと15,080機の直径2,500mの超弩級艦を輸送できるそうな。オールド・マンの巨大さがわかろうというもの。

　この巨大構造物の大きさは、幅200km、高さ100kmだそうです。
　日本にこれを置いてみると右図のようになります。人工の、というか人類起源の建造物として、とんでもなくでかいことがおわかりでしょうか。
　この図は、Google-Earthの日本の画像に直径200kmの円を描いたのですが、その中心が福島県の某市なのについて、気になさる必要はありません。(笑)

　つかの間、平穏を取り戻したようだったレッドホースらですが、彼らに敵対するグループに捕らえられます。捕らえられたのはレッドホース大佐、ヴァラルデ軍曹、ルヤン技術員。脱出できた変わり者のツァハリー・パラル少尉とおかしな調査ロボット、スピノザはつかまっておらず、なんとか大佐らの救援を行おうとするのですが、彼らはここで奇妙な異星人を発見します。
　体長2メートルほど、太さは40センチほどの毛皮が生えた手足が付いたイモムシ。ある程度知性もあり、インターコズモを話す彼らを、レッドホースはウォーカーと名づけます。
　オールド・マンから突き出ている12基のプラットフォームのうち、2つにしか住むことを許されないのだそうな。なぜなのか、どういうことなのか。

　レッドホースは部下と共にここを脱出します。実は脱出するときになって、彼がここの名前を付けたのでした。

　「ルヤン、あのくらいの穴でどうだろう？　通過できると思うか？」
　「思いません、サー、しかし、やってみます」
　「外に出しだい、リニア・エンジンを作動させよ。おそらく撃たれるだろう。秤動ゾーンに逃げるほかない」
　ルヤンは舌の先で唇をしめした。この男が神経質になるのをツァハリーははじめて見た。
　「オールド・マンをだましてやる」と、レッドホース。
　「オールド・マン？」ヴェルデはいぶかった。「おかしな名をつけたもんですね、サー」
　「ぴったりだと思うが」
　レッドホースのえらんだこの名称がいかにぴったりか、そのときはだれも考えなかった。（P131-132）

　　302 失礼、グッキー親子！
　グッキーは、むろん当然ながら、ローダンその人とモリー・ローダン＝アブロの間に生まれたスーザン・ベティ・ローダン＝ワリンジャーの秘密を知ろうとしています。口の堅い（？）グッキーは、たとえ知ってもそれを誰にも漏らすつもりはないのですが、わからない。
　グッキーとまだ正式な名前がない息子は、地球から8,221光年離れた惑星プロフォスでくつろぐモリーとスーザンの元に現れます。強力なテレパシー能力を持つグッキーなら、二人の秘密を知るのはたやすいはずなのですが、なぜか秘密をつかむことができません。いったい何が起きているのか、疑問がふくらむグッキー。むろん個人のプライバシーなどグッキーは頓着しません。道化師と独裁者は何をしても許される。
　アラスの外科医によって、モリーとスーザンは脳の特定神経導体を切断され、テレパシーがまったく通用しなくなっていたという設定ですが、この設定はいつまで続くのかな？(笑)
　ローダンの指示によってグッキーは超巨大なロボットの出現で大事件が起きているため帰還することとなったのですが、モリーが最新の軽巡洋艦＜アスベシ＞を貸してくれましたので、それに載って帰還することに。

　むろんグッキーはそれを利用し、勝手に超巨大ロボットが出現したというモルゲンロート星域に急行。そこで＜アスベシ＞の乗組員から選抜した命知らずの特殊コマンドを率いて、敵のロボット艦（＜Ⅷ696＞という名なのだそうな）にテレポートで潜入します。ちょっと鈍くさい息子も一緒。そこで、多少の犠牲はありますが、なんとこの敵の超弩級戦艦を乗っ取ってしまう。相手がなぜか味方だと認識してくれたせいなのですが。
　この特殊コマンドの構成員ですが、はみ出し者の将校というのはともかく、その他は下士官と候補生。相変わらずローダン世界には伍長以下の兵隊は存在しない模様。ダールトンに限らず、みんな兵隊は嫌いらしい。
　ま、ダールトン節のグッキー冒険譚なので例によって予定調和の結果オーライ。ふむ。（2020/07/02）

　あとがきにかえて　は、東北スキーの旅の話。
　この年は記録的な暖冬だったとのことで、福島県の猪苗代スキー場の泥と石まみれのゲレンデに唖然としたのだとか。しかし売り物の2.5kmの国体コースが何とかいける状態だったので、友人たちとそこを楽しんで、また磐梯山から新潟へとスキー三昧を楽み、無理をしたのか体調不良になった話とか、いろいろ。
　この本でローダンの奥さん（むろんモリーさんの事ね）の生年月日を234年7月10日となっているけどローダン百科（レキシコン）では6月なのだとか。意外にドイツ人はこう言うのにのんきだけど、日本の編集者たちは怖いんだぞ、だそうです。(笑)　まァむこうは締切のきつい週刊ですからなぁ。　

　読書メーターの記録より　　読了：2019/2/26　

		Ver. 3.05

管理番号：R400-152	10R 宇宙英雄ペリー・ローダン 152巻					出版社：早川書房
書名：オールド・マンへの奇襲	ハヤカワ文庫SF832　ウ1-152　早川文庫2654					ISBN4-15-010832-3　C0197

303 死の迷路		Im Labyrinth des Todes				H・G・エーヴェルス			1967/6/23	翻訳：松谷健二
304 オールド・マンへの奇襲		Überfall auf OLD MAN				H・G・エーヴェルス			1967/6/30

第6サイクル『M87』 M87		価格：440Yen	ページ数：288P				本のサイズ：文庫
初版発行：1989/8/15		購入：1989/10/23	カバー/口絵/挿絵：依光隆

　　303 死の迷路
　視点は宇宙海賊、いや自由商人の王ロワ・ダントン。またの名をマイクル・レジナルド・ローダン。いまだ本名や正体を明かす気はない、らしい。フランス革命の大立者で内紛で処刑されたジョルジュ・ダントンからその名を取っているのは明白なのに、堂々とフランス宮廷のファッションを身につけて気障な伊達男を演じています。2435年9月のこと。
　ところでこのロワ・ダントン、

　ダンスのような足どりでいく。まさにルイ17世宮廷の伊達男。（P23）

　と描写されているのですが、ルイ17世とは、歴史上その名で呼ばれながら即位できず、革命政府の虐待の中で少年のまま刑死したとされた悲劇のプリンスで、宮廷で優雅に過ごしたことなど一度もなかったのですよね。リサーチ不足？
　腹心のエルトルス人オロ・マストと共に惑星ダホメイで出会ったのは、オクストーン人の人類学者オービター・カイマンと、その助手という事になっている宇宙生物学者ハニーネ・ゴヤ。

　オールド・マンと名づけられた巨大構造物は、西暦2404年に、ヴァリオ時間転送機で五万年過去にいるローダンに補給物資を届ける決死の任務に就いた＜ディノ3＞の男たちによって作られたものらしい。これをスーザンが、8分遅れて生まれた弟マイクルに伝えたことにより、オールド・マンがなぜ生まれたのか、そこに搭載された超弩級戦艦がなぜテラのものとさまざまな意味でそっくりなのかが説明されます。＜ディノ3＞のバーナード少佐とその30人の部下たちだけではできなかっただろうけれど、彼らの不屈の意志となにかの援助によって作られたはずのオールド・マンが、なぜ人類に敵対するのか。何があったのか。

　これを探るべく特殊作戦が策定されます。発案者はなんとロワ・ダントン。
　彼は、ローダンその人に呼び出されてルナのネーサン分析セクターに出頭し、いったい何を知っているのかと問われたときこれを提案したのでした。オールド・マンに関する詳細な極秘情報をなぜ知っているのか、と血相を変えるローダンとブル。この若者には、やはりどこかであったような気がするといぶかしむアトラン。
　ダントンは、捕獲した敵方のギャラクシス級超弩級戦艦を使ってオールド・マンに潜入し、この巨大構造物がなぜ人類を敵対視しているのか、味方に付ける方法がないかを探る作戦を提案します。

　「Ⅷ696に選り抜きの専門チームを配置するのです、グランセニョール。そこに大執政官ご自身と大提督も・・・」と、アトランのほうをちらと見やり、「・・・遠征に参加なさる。オールド・マン全体の包括的封鎖を解除できるのはおふたりか、もしくはそのうちのどちらかでありましょうから」（P69）

　で、その提案は採用されるのですが、言い出しっぺとしてロワ・ダントンも特攻チームに加わることに。
　チームは、ローダン、アトラン、ロワ・ダントン、オロ・マスト、オービター・カイマン、ハニーネ・ゴヤ。そしてジョン・マーシャル、グッキー、タコ・カクタ、ゴラチンのミュータント4人。さらに13名の宙航士、エンジニア、ロボット専門家。
　なんとかオールド・マンに潜入できた彼らを待っていたものは。

　　304 オールド・マンへの奇襲
　引き続き、エーヴェルスの描くオールド・マンに潜入した23名より。
　広大な第8セクションのプラットフォームの中を進む彼らの目指すのは、さらにとんでもなくでかい中央のキャリアドーム。なにしろこのプラットフォーム自体、オールド・マン本体から突き出した12基の、超弩級戦艦800機以上が発進できる誇大な構造体。中を進む彼らは、いって見ればスタジアムの中に群れをなす蟻のようなもの。
　ロワ・ダントンは、あくまで道化役の自由海賊を演じて正体の露呈をまぬがれていますが、同行するオクストーン人オービター・カイマンの不思議な能力などの秘密ももまた異常なもの。なにか謎がありそう。
　またこの自由商人を名乗る気障なフランス宮廷衣装の男に対して、ローダンとアトランはそれぞれ不審感と疑問が付きません。なにかあるとは思うものの、まだ気づかないままモヤモヤ。
　とないえ、内部への彼らの歩みはなぜかスムーズ。まさか罠があるのか。

　このオールド・マンが「調整者」という人間の脳によって制御されており、その調整者の老いが原因で、12ある格納プラットフォームそれぞれを制御する助手の12の脳の能力が徐々に衰え、そのうち2つが理性を失ったのだ、ということは、まだテラナーたちにはわかっていません。
　その結果、何が起きたのか。
　カイマンとハニーネ、二人のオクストーン人はどういう存在だったのか。
　オールド・マンの中でいったい何が起きているのか。

　ペリー・ローダンでさえかたくなに黙っていた。ほかの面々と同じように、ゴラチンの警告がもう変わるはずはないと知っていた。かれら自身もその判決を阻止できないことも。
　かれがここ三十数年たらずの平穏のあいだも始終恐れていたことがついに起こったのである。
　人類に新しい脅威があらわれたのだ。かつての島の王たちのそれよりはるかに強大な脅威が。（P246）

　冒険は始まったばかり。（2020/07/08）

　あとがきにかえて、はまたしてもスキー談義。
　この年（1989年）のスキー・シーズンの最後を、フランスの山奥のスキー場で迎えたそうな。最高点が3,500メートルほどで、下のゴンドラ乗り場まで1,500メートルの一気降りができそうな地形だったのですが、岩が露出しているところがあったりでそうもいかなかったそうな。

　読書メーターの記録より　　読了：2019/2/29　

		Ver. 3.05

管理番号：R400-153	10R 宇宙英雄ペリー・ローダン 153巻					出版社：早川書房
書名：戦艦＜オマゾ＞絶体絶命	ハヤカワ文庫SF835　ウ1-153　早川文庫2671					ISBN4-15-010835-8　C0197

305 ヒュプノ・クリスタル登場		Die Stunde der Hypno-Kristalle				クルト・マール			1967/7/7	翻訳：松谷健二
306 戦艦＜オマゾ＞絶体絶命		Keine Rettung für Schlachtschiff OMASO				C・シェパード			1967/7/14

第6サイクル『M87』 M87		価格：440Yen	ページ数：272P				本のサイズ：文庫
初版発行：1989/9/15		購入：1989/12/17	カバー/口絵/挿絵：依光隆

　　305 ヒュプノ・クリスタル登場
　オールド・マンより、搭載されていたどう見てもテラ製としかいいようがない超弩級戦艦で脱出した23名。つまらんことで騒ぎ立てる習慣がある通信士ルイジ・ベルナルド少尉が受信した奇妙な通信から、事件は始まります。
　上司のロッド・シュタイガー大尉は一度はその報告を疑いますが、情報の下を聞いて愕然としてアトランに報告。通信がオールド・マン本体から発せられている事を確認して、解読作業にかかります。
　解読され、断片的情報を復元された通信がローダンの元に届けられたのは、彼らが＜クレストⅣ＞に帰還してから。
　その通信が、なんとログ・ファンザー大尉からのものである事が彼らを驚愕させます。

　わたしは地球の近くから離れつつある。乗っ取られた。わたしの誤りの報い。許しを乞う。　　署名、ログ・ファンザー大尉、調整者。（P32）

　これでようやく、五万年の過去ではぐれたログ・ファンザー大尉の情報が得られたことに。＜ディノ3＞の乗員の一部がテンダーにとどまって＜クレスⅢ＞に補給するカルプ・コンヴァーターを守り、ファンザー大尉指揮下の別グループがコルヴェットで500年の時間を越えようとしたのですがそのまま行方不明になりましたが、彼らがオールド・マンにいたことが確認されたのでした。また、クリスタル工作員と思われる敵に圧倒されたことも。
　そこに通信が入ります。

　直径800メートルの戦艦＜オマゾ＞が、宇宙空間で巨大な洋梨型の物体を発見し破壊したのち、その直後に同じ宙域で、それより一回り物体（一辺が400メートルほどの立方体）を発見したのでした。それが光速の10パーセントで慣性飛行している事が確認され、コースを計測すると、マゼラン星雲方向から我が銀河系に向かっているらしい。接近すると、1平方メートルほどのカットがいく千もあるグリーンのクリスタルである事が判明。接近するゾンデが2000キロメートルの距離で破壊されたので、＜オマゾ＞は同じくらい距離を取ることに。
　これがクリスタル工作員のスーパー・クリスタルであるなら、モルゲンロート星域の全将兵を痴呆化できるはず。なんとかしなくてはならない。
　では、どうすればいいのか。

　　306 戦艦＜オマゾ＞絶体絶命
　スーパー・クリスタルに遭遇したテラ戦艦＜オマゾ＞。
　手を出すな、と言うローダンの命令に従っていた戦艦の面々、だんだんといらいらがつのります。スペース・ジェットの偵察くらいいいじゃないか、と言いだすヤツが出ても不思議はない。
　と言うわけで、同じく待つだけのことにいらいらしていた艦長クラーク・デンチャー大佐は、2435年10月20日、ローダンからのスーパー・クリスタル破壊命令を受けてついに暴走。ちょっとだけならいいじゃないかと最後の偵察行を認めたのでした。
　その結果どうなったかというと．．．　クリスタルは近づくものすべてを一瞬にして支配してしまう超ヒュプノ。
　で、まァそういうこと。ヤレヤレですね。（2020/10/11）

　あとがきにかえて。は、得意の沢登りで落下したこと。捕まえた岩がポロリと剥がれ、そのまま6～8メートル落ちてあとについて上って来る友人の上に、という危険な状況。ありがたいことに、体重80kgの友人がなんとか支えてくれたのですが、もしそれがなかったら、という場面。全治二週間の打撲で済んだのは奇蹟かな。
　それと、コンラッド・シェパードという新人が参加したよ、という情報。本名はコンラート・コンスタンチン・シェーフ、1937年生まれとのこと。数回登場するけれど、水が合わなかったのかのちにローダン作家をおり、ついでにSF界からも身を引いてしまったんだとか。

　読書メーターの記録より　　読了：2020/4/24　

		Ver. 3.05

管理番号：R400-154	10R 宇宙英雄ペリー・ローダン 154巻					出版社：早川書房
書名：クリスタルの脅威	ハヤカワ文庫SF839　ウ1-154　早川文庫2688					ISBN4-15-010839-0　C0197

307 クリスタルの脅威		Die Macht der Gläsernen				カール・H・シェール			1967/7/21	翻訳：松谷健二
308 ジェリー・シティにかかる緑の月		Grüner Mond über Jelly-City				ウィリアム・フォルツ			1967/7/28

第6サイクル『M87』 M87		価格：440Yen	ページ数：288P				本のサイズ：文庫
初版発行：1989/10/15		購入：1989/10/23	カバー/口絵/挿絵：依光隆

　　307 クリスタルの脅威
　USOの要員は、基本的に太陽系出身者ではなく植民星のテラナーから徴募されます。そのためか、太陽系帝国艦隊の要員たちとは違うワイルドなところがあるのだそうな。その美しき伝統を受け継ぐUSO旗艦＜インペラトールⅢ＞の通信員ノリス・メネール軍曹は、大提督アトランに向けた極秘暗号通信を解読するや、独断で全艦隊に通達します。例のロワ・ダントンがやってくるから旗艦まで通してやれ、と。
　現れた自由商人の旗艦＜フランシス・ドレーク＞は、直径850mの球形艦。2,500mの＜インペラトールⅢ＞から見るとはるかに小さいのですが、その火力は馬鹿にならない。テクノロジー的にかなりの優れもの。　
　自由商人（宇宙海賊）の長・ロワ・ダントンはアトランに提案します。自分の艦にはほかのどのテラ艦にもない「半空間ソナー」を備えており、リニア航行をしている宇宙船の航跡を追う事ができるため、クリスタルに占拠された＜オマゾ＞を追跡できるのだと。
　後方にいるローダンに了解を取った上、アトランはその作戦を了承して＜フランシス・ドレーク＞に移乗し、モルゲンロート艦隊の先鋭に立ちます。
　この自由商人の船に搭載された奇妙な超技術は、作戦をどう進めるのか。＜オマゾ＞とその要員はクリスタルの呪縛から奪還できるのか。
　最後はいささか教訓的な終わり。大提督アトランの面目躍如、というか、かろうじて面目は保たれます。

　　308 ジェリー・シティにかかる緑の月
　緑ってのは、やはり西欧では異常な、奇妙な、ありそうにない、と言った意味合いがあるのでしょうか。何しろスペクトルの流れと色温度を考えると。赤-オレンジ-黄-白-紫ならありえるが、緑にはならない。相手に緑色の色素がものすごく過剰に存在しない限り。──と読む前に思ったら、この緑の月とは自然のものではなくオールド・マンでした。
　2435年10月5日、テラから8419光年離れたジェリコ星系第二惑星ニュー・ルナ。この星系には、巨大なオールド・マンとその15,000隻の超弩級艦が遊弋しており、太陽系艦隊の20,000隻が周辺でそれを監視しています。しかしそのうち超弩級艦はごく一部で、オールド・マンが相手では現状テラナーに勝ち目はない
　このニュー・ルナ唯一の都市ジェリー・シティの人口は五万人。現在市街地のどこかにあるクリスタルによって全住民が支配され、おのれの意志を持たない状態です。しかし、その支配を受け付けない少数の人間がいたのでした。
　スクワート・メンコスとグレンジ・キーガンの二人はその例外。
　採鉱者である二人は、始終ホワルゴニウムを採掘している関係で、もしかしたらクリスタルのヒュプノ力に免疫があるのかもしれないと思っています。ローダンのコマンドがひそかに潜入してきているのですが、まだ何もできていない。
　ならばと彼ら二人はクリスタルに支配されているジェリー・シティに潜入し、クリスタルが四隻の宇宙艦を特別に仕立ててマゼラン星雲に飛ばそうとしていることを探り当て、その間に乗り組むこととします。

　半年以上クリスタルの影響下にあればもう回復できないことがわかった今、ジェリコ星系で＜クレストⅣ＞に座乗するローダンは何かしなくてはと焦燥に駆られています。アトランの部隊が＜オマゾ＞問題を処理して合流したのち、ロワ・ダントンとか言うふざけたヤツがまた現れますが、ローダンはこれが何かの突破口になるかと期待することに。しかしあの貴族気取りのにやけ顔にはいらいらさせられるばかり。
　このにやけ男に「半空間ソナー」と引き替えにボシック星の自由商人の自治とロワ星系内のホワルゴニウムの独占採掘権を認めさせられ、怒り心頭となりますが、アトランの取りなしで必死に押さえることに。
　この特殊装置の取付が終わったころ、ニュー・ルナから四隻の戦艦が発進することが確認され、その一隻からテラ艦隊当てに収束通信が入ったと報告が。さあ、どうする。（2021/01/29）

　あとがきにかえて　は、まずは芝生の手入れから。芝生から雑草を引き抜きつつ、雑とはなんぞやと自問。シュヴァイツァー博士が自分の腕に止まった蚊を血を吸うに任せて逃がしてやったこととか、話題はころがって行きます。
　ローダン世界でも芝と雑草の区別に困るんだよな、とかいろいろ。松谷さん、書くネタにつまったかな？(笑)

　読書メーターの記録より　　読了：2020/4/29　

		Ver. 3.05

管理番号：R400-155	10R 宇宙英雄ペリー・ローダン 155巻					出版社：早川書房
書名：	ハヤカワ文庫SF0000　ウ1-155　早川文庫0000					ISBN　C0197

0000		ドイツ版原題				作家名			オリジナル発刊日	翻訳：松谷健二
0000		ドイツ版原題				作家名			オリジナル発刊日

第6サイクル『M87』 M87		価格：000Yen	ページ数：000P				本のサイズ：文庫
初版発行：		購入：	カバー/口絵/挿絵：依光隆

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　あとがきにかえて。
　

　読書メーターの記録より　　読了：2021/　

		Ver. 3.05

管理番号：R400-156	10R 宇宙英雄ペリー・ローダン 156巻					出版社：早川書房
書名：	ハヤカワ文庫SF0000　ウ1-156　早川文庫0000					ISBN　C0197

0000		ドイツ版原題				作家名			オリジナル発刊日	翻訳：松谷健二
0000		ドイツ版原題				作家名			オリジナル発刊日

第6サイクル『M87』 M87		価格：000Yen	ページ数：000P				本のサイズ：文庫
初版発行：		購入：	カバー/口絵/挿絵：依光隆

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　あとがきにかえて。

　読書メーターの記録より　　読了：2021/　

		Ver. 3.05

管理番号：R400-157	10R 宇宙英雄ペリー・ローダン 157巻					出版社：早川書房
書名：	ハヤカワ文庫SF0000　ウ1-157　早川文庫0000					ISBN　C0197

0000		ドイツ版原題				作家名			オリジナル発刊日	翻訳：松谷健二
0000		ドイツ版原題				作家名			オリジナル発刊日

第6サイクル『M87』 M87		価格：000Yen	ページ数：000P				本のサイズ：文庫
初版発行：		購入：	カバー/口絵/挿絵：依光隆

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　あとがきにかえて。

　読書メーターの記録より　　読了：2021/　

		Ver. 3.05

管理番号：R400-158	10R 宇宙英雄ペリー・ローダン 158巻					出版社：早川書房
書名：	ハヤカワ文庫SF0000　ウ1-158　早川文庫0000					ISBN　C0197

0000		ドイツ版原題				作家名			オリジナル発刊日	翻訳：松谷健二
0000		ドイツ版原題				作家名			オリジナル発刊日

第6サイクル『M87』 M87		価格：000Yen	ページ数：000P				本のサイズ：文庫
初版発行：		購入：	カバー/口絵/挿絵：依光隆

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　あとがきにかえて。
　

　読書メーターの記録より　　読了：2021/　

		Ver. 3.05

管理番号：R400-159	10R 宇宙英雄ペリー・ローダン 159巻					出版社：早川書房
書名：	ハヤカワ文庫SF0000　ウ1-159　早川文庫0000					ISBN　C0197

0000		ドイツ版原題				作家名			オリジナル発刊日	翻訳：松谷健二
0000		ドイツ版原題				作家名			オリジナル発刊日

第6サイクル『M87』 M87		価格：000Yen	ページ数：000P				本のサイズ：文庫
初版発行：		購入：	カバー/口絵/挿絵：依光隆

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　あとがきにかえて。
　

　読書メーターの記録より　　読了：2021/　

　宇宙英雄ローダン　150～159　